理事長挨拶~11月は児童虐待防止推進月間です~

子守唄は宝物

ららばい(子守唄)は人類のだれもが持てる、宝物です。
命の讃歌でこの世に迎えられることくらい、子どもにとって幸せなことはありません。

 子守唄は、太古の時代から、人間のために歌われて、今につながってきました。
睡眠への働きかけだけではなく、子守唄を聴いて育つことで、子どもは、安らぎを得るばかりか、生きるリズムを体で覚えるのです。母と故郷の記憶、幸せだった幼少期の安らぎが詰まった子守唄。唄うことで母から子へと、幸せを伝承できるのです。

 私たち女性のひとりひとりは、子守唄を持っています。

 特に日本の子守唄は、日本語の持つ豊富な言葉を使って、女性たちの深淵にある心のうちを吐露してきたのです。そのひとつが、子どもへの無償の愛――。

 人は幼児期の記憶によって人生を織りなし、自分の歴史を作っていきます。そのため、幼少期は子どもにとって、とても大事です。この時期をどう過ごすかによって、人生はほぼ決まってくると言っても過言ではありません。

 昨今は残念なことに、子守唄を歌う母親も少なくなりました。さらに子守唄など過去の遺物に過ぎない、時代錯誤もいいところだ、という意見もあります。子守唄を聴かなくても、テレビやスマホもあり、オルゴールで音楽も聴け、精巧なおもちゃやロボットが、子どものお守りをしてくれる、という方もいらっしゃるのが現実です。

 たしかに家庭生活の合理化や機械化、育児法の変化、経済成長と消費生活の徹底などによって、女性と子どもを取り巻く環境は昔と同じではありません。

 けれども、このコロナ禍の今、ソーシャル・ディスタンシングによって人間関係が希薄になると言われる中、子守唄を歌うことによって、母子の絆は再び深まっていくのではないでしょうか。女性たちの魂の安らぎを取り戻すことで、子育てにも余裕がでてくるのはないかと思います。

 姥の国の子守唄文化は命の宝物。
 忘れても失くしてもいけないものです。私たちは、なしうる限り、子守唄を護っていきたいと思います。

虐待と子守唄の関係

 ららばい協会 がなぜ 子守唄 と 虐待 に関わってきたのでしょうか。
 それは命の原点ともいえる 子守唄 が歌われなくなった20年前から、急速に 虐待 が増えてきたという事実とリンクしています。
 命の根源に関わる問題を突き詰めていくと虐待に結びついてしまうのです。虐待事件は日常茶飯事のように発生しています。残念なことに、より残酷になり、言葉に絶する事例も見られます。

 虐待は一度として減少したことはなく、このままでは収束の糸口も見えません。だからこそ、少しでも子どもたちの未来が輝くように、私たちは虐待防止に取り組んでいきたいと考えています。

日本ららばい協会   理事長  西舘好子

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NPO法人認可 平成14年9月13日
TEL 03-6458-0283
FAX 03-6458-0284
URL http://lullaby-japan.com/

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