PHILOSOPHY

日本ららばい協会をご紹介いたします

日本ららばい協会は、
「いのち」の教育
広め伝えていきます。

 無意識の中に育まれる、無償の母親の愛情がその子の基本をつくり、その子の障害に影響します。毎晩母がうたう「子守唄」。そんな環境が子どもの心を育てます。私たちは、子どもたちに対して、より良い大人となり敬意を持たれるように生き、助けあえる世の中にしていきたいと思います。

 しかし、現代は子どもたちを守らなければという思いとはうらはらに、子どもたちを取り巻く環境は、けして良いとはいえません。

 「親子の絆」の喪失は、高度成長時以降の現象です。生活の豊かさや核家族増加の時期から、子どもたちの犯罪や虐待、薬物蔓延、いじめや引きこもりが多発しています。そのような子どもたちは、心を育てる情緒的な環境がなかった状態で育ってしまっているのでは……。当協会は、唄やおはなしや伝承された文化を通し、育児にかかわる母親たちの子育て支援をしてまいりました。 

 これからも私たちは「すべての子どもたちが伸び伸びと成長する世界」をめざし活動を続けてまいります。

子守唄は日本の宝物
赤ちゃんは見ている 知っている 聞いている

お母さんのすべての情熱を受けて、赤ちゃんは生まれてすぐに人とのコミュニケーションを作り発信します。幼児体験でのつらく哀しい体験は、障害を通してその子に暗い影を落とします。無意識に体に刷り込まれてしまうからです。幼児にとって最大の関心事はマザーリース(母親語)の発するリズミカルな音と言葉です。子守唄は子どもにとってそして母親にとって相互に共有できる永遠の愛ある故郷として心の中にあり続ける宝なのです。

幼児虐待のない社会へ

赤ちゃんの脳は、生まれた瞬間から言葉を話す準備が出来ています。赤ちゃんが歌えない話せないのは、体験と経験がまだ不足しているからです。言葉はマネから単語の組み合わせに入ります。リズムに動作や知恵がついて身についていきます。寄り添う人間の生活のリズムの習得がなければ自分から表現をすることは至難なのです。幼い時に自己否定されてしまえば、心身の傷はどれほど大きくなるかしれません。幼児虐待は最も罪の深い犯罪の一つです。私たちは、幼児虐待のない社会を作らなければなりません。

それでもなぜ虐待は起こる

虐待防止は、いくら騒がれても減ることはありません。社会が複雑化、文明化していけばいくほど弱い者への配慮は欠けていくのです。家庭のありようの多様化と劣化、貧困と格差の犠牲、再婚や離婚の増加、結婚の高齢化、核家族の閉鎖性と地域社会のつながりのなさ、これらの複合的要因が「虐待」を多発させています。最近では親の育児の孤立化や孤独、高齢化の波が個人の負担となって育児世代を追い詰めてきています。実の我が子への虐待が多いのは、母親の精神のありように問題が多いためです。町に子守唄が流れる優しい社会を作りましょう。「社会が優しくならない限り虐待という現実は減ることはない」(小児科医 故小林登先生の言葉)

「社会が優しくならない限り虐待という現実は減ることはない」

(小児科医 故・小林登先生の言葉)